2021年度日本鉄道サイバネティクス協議会技術賞候補募集のご案内

 日本鉄道サイバネティクス協議会では、サイバネティクス技術(注)の顕著な応用実践、具体化に功績のあった者を表彰することにより、鉄道サイバネティクス技術のますますの進歩・発展に寄与することを目的として協議会表彰「技術賞」を設けています。

 つきましては、日本鉄道サイバネティクス協議会表彰規則に則り、下記により2021年度協議会技術賞候補の募集を行いますので、自薦又は他薦により応募いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

(注)サイバネティクス技術とは、通信その他の手段により情報を集めて適切な判断(分析・処理)を下し、これを制御することにより、鉄道システムの方向を見極めたり、効率を高める技術を指す。現在では、ICT(=情報通信技術)と言い換えても良い。

1.対象者

 当協議会の会員に所属し、表彰の対象となる技術開発等に従事した個人又はグループを対象とする。なお、共同開発者であれば会員以外でも可とする。

2.対象となる技術

(1)原則として、過去約3年以内に実用化されたものを対象とする。ただし、初期導入、実証試験等が3年以上前に実施された場合であっても、直近3年以内に著しい進展(導入実績の大幅な拡大、顕著な技術改良等)があったものについては対象とする。

(2)応募時点で稼働し、事業運営上現に貢献しているものとする。

(3)現場ニーズに基づき対策をボトムアップ的に取りまとめた成果に関する応募(泥くさい取組みも含めて)を歓迎する。

(4)海外のみでの成果も対象とする。

(5)過去に応募した技術の再応募も妨げない。

(6)他協会での類似表彰、当協議会の論文賞等での表彰などの表彰実績があっても可とする。

3.審査に当たっての評価項目

(1)新規性 :技術の内容、応用対象などの新規性、オリジナリティの程度

(2)実用性 :実用化の程度、摘要範囲の広さなど

(3)導入効果:経営上・技術上の効果の程度、具体的には下記の6項目

        ①旅客サービス向上、②安全性向上、③業務の効率化、④コスト削減、

        ⑤環境への貢献、⑥技術的な波及効果

(4)その他特筆すべき事項:他協会等での表彰実績、その他

4.推薦方法

(1)自薦又は他薦により別紙の推薦調書に記載し、説明資料を添付の上、事務局宛てに送付する。

(2)添付する説明資料はA4で6頁以内とする。発表済みの論文、パンフレットなども可とする。

5.応募期限

  2021年12月1日(水)必着とする。

6.表彰件数

最優秀賞1件、優秀賞3件、特別賞1件程度を目安とする。

特別賞は、新規性、実用性、導入効果の評価項目全てには優れていない場合でも、どれか1つに特に秀でているなどの特長的なものを表彰する。

7.様式など

 ・募集案内[PDF]

 ・推薦調書(別紙)[EXCEL]

 ・部門・課題(別紙-1)[PDF]

 

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>サイバネティクス(Cybernetics)

サイバネティクス(Cybernetics)

語源
ギリシャ語の「舵を取る人=キュベルネテス」である。
意味
アメリカのN.Wienerが1948年に著した『サイバネティクス』で初めて使われ、通信と制御と統計力学の問題を機械も生物も含めて一括して研究する学問と定義された。
一般認識
現在は、コンピュータ利用の工学を『サイバネティクス』と呼ぶのが、現代社会における一般認識のようである。

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