協議会概略

協議会が1963(昭和38)年に設立されて以来当協会が事務局を担当してきましたが、1985(昭和60)年に公益法人である当協会に併合され、以後当協会の特定部会として運営されています。

協議会は毎年シンポジウムを開催すると同時に論文集を発行し、このシンポジウムは鉄道総合技術の発表の場として高く評価されています。また、2年ごとに会員から時代に適合したテーマを募集し自主的な調査研究活動を行っており、この結果は報告書にまとめられています。

また、出改札システムに関して連絡運輸・相互利用に関するルール作りなどを行っています。

設立の経緯

  • 1962(昭和37)年2月のUIC(国際鉄道連合)理事会で、「鉄道におけるサイバネティクスの利用に関する国際シンポジウム」をUICフォーラムの行事として1963(昭和38)年11月に開催することになった。
  • 1963(昭和38)年2月、UIC事務局長ルイ・アルマン氏から、1963(昭和38)年11月に開催するシンポジウムへの出席と、同シンポジウムの 第5部門(資料処理及び伝送用の技術的施設及び計算センターの設置)の議長を担当することの要請があった。
  • 日本にUICフォーラムに対応する組織がないため、国鉄、沖電気、東芝、日本電気、日立、富士通、松下電器、三菱電機が発起人となり、1963(昭和38)年4月22日、日本鉄道サイバネティクス協議会が設立された。
  • 協議会は1985(昭和60)年5月に社団法人日本鉄道技術協会(平成23年4月1日から一般社団法人日本鉄道技術協会)と合併し、日本鉄道技術協会の特定部会となり現在に至っている。

協議会パンフレット

協議会パンフレット(PDF)

>サイバネティクス(Cybernetics)

サイバネティクス(Cybernetics)

語源
ギリシャ語の「舵を取る人=キュベルネテス」である。
意味
アメリカのN.Wienerが1948年に著した『サイバネティクス』で初めて使われ、通信と制御と統計力学の問題を機械も生物も含めて一括して研究する学問と定義された。
一般認識
現在は、コンピュータ利用の工学を『サイバネティクス』と呼ぶのが、現代社会における一般認識のようである。

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