協会概要

1.設立の経緯

社団法人「日本鉄道技術協会(JREA)」が設立されたのは昭和22年2月(同年8月社団法人許可)であり、当時の運輸省鉄道総局(後の国鉄・現在のJRグループ)の技術幹部が提唱して、国鉄・民鉄および産業界を含めた全国の鉄道技術者に呼びかけ、ともに連帯意識を持って志気の高揚をはかろうとしたものである。

日本が敗戦の荒廃に打ちひしがれている中で、我々の先輩はこれに屈せず国土の再建を図り、そしていつの日か日本特有の鉄道技術を持って世界に雄飛しようと立ち上がったもので、それから20年後には新幹線という高速鉄道システムを作り上げました。

現在21世紀に入り情報技術(IT)の進歩は目覚ましいものがあり、今後このITを活用する等さらに一段と飛躍した鉄道システムが実現されようとしています。

2.名称

一般社団法人 日本鉄道技術協会

3.設立日

昭和22年2月26日(同年8月9日社団法人許可、平成23年4月1日一般社団法人移行)

4.目的

この法人は、鉄道技術の進歩改善、鉄道技術に関する知識の普及及び鉄道技術者の技術の向上を促進、支援することにより鉄道の安全性と鉄道技術の向上を図り、もって鉄道事業の振興を通じて国民生活の安定向上と利益の増進に寄与することを目的とする。

5.主要事業

(1)鉄道事業に資する技術の進歩改善に関する調査研究
(2)鉄道の安全に関する調査研究
(3)鉄道におけるサイバネティクス技術に関する調査研究及び規格の制定、管理
(4)鉄道技術に関する文献・資料の収集、整理、保管
(5)鉄道技術に関する研究報告書、技術情報誌、図書の刊行及び鉄道技術に関する知識の普及
(6)鉄道技術者の表彰
(7)鉄道技術に関する研究会、講演会、講習会、見学会などの開催
(8)海外鉄道との技術交流の促進
(9)その他、この法人の目的を達成するために必要な事業

当協会は特許法第30条の規定による“学術団体”に指定されていますので“発明の新規性喪失の例外”が適用されます。